社長ブログ

働き方について考えた

代表の大井田です。不定期に投稿していきます。これが2回目の記事です。
今回は働き方について考えました。

このままテクノロジーが発達して人工知能つまりAIが進化していったら、大半の仕事はAIに取って代わられて職を失ってしまう、というような記事がちょこちょことでてきていますがどうなんでしょうか。

ぼくは、「働き方」というのをちゃんと考えれば、そんなことにはならないだろうと思っています。

AIに取って代わられてしまう働き方ってどういうもの?

では、逆説的にどのような働き方だとAIに取って代わられてしまうのだろうか? を考えてみました。

職種や職業としてパッと考えて思いつくものをあげてみました。
※あくまでもぼくの主観によるものなので、いろいろとご意見あると思いますがご容赦ください。

・トラック運転手
・タクシー運転手
・電車運転士
・税理士
・会計士
・プログラマー
・倉庫内物流業務
・工場内ライン作業
などなど。

乗りものを運転する仕事など、完全自動運転のAIが搭載されれば、むしろ人よりAIの方が圧倒的に事故率が少ないと予測できますので必要なくなると考えられます。
税理士・会計士など数字を管理する仕事は、コンピューターが得意な分野になりますので、AIに変わっていくと予測されます。
誤解をおそれずにいえば、あえて「プログラマー」という職種もあげました。
ぼくがここでいうプログラマーの定義ですが、設計書通りにしかコーディングができないひとをプログラマーとしてあげました。なんちゃってプログラマーという表現でもかまいません。。
つまり、設計書どおりのコーディングをするだけならば、AIの方がより正確で不具合がないコーディングができるのではないか、ということです。
また、倉庫内物流業務やライン作業もAIのほうが得意分野と考えられます。AIなどと騒がれるまえに、すでにオートメーション化されている工場はたくさんありますね。

では、ここであげたのは職種や職業の一部ですが、これらの仕事に就く方々はすべてAIに取って代わられてしまうのでしょうか。

ぼくは「No」と考えています。

それぞれ、AIの方が正確に早く行なえる仕事であれば、当たり前にヒトよりもAIの方がよいわけです。得意な方が仕事をしたほうが、当然よい結果が生まれます。

そりゃあトラック運転手にしろタクシー運転手にしろ、なにも考えずにいわれたとおりに、モノやヒトを運ぶだけの仕事しかしていない人は、AIに取って代わられてしまうかもしれません。
しかしながら、モノやヒトを運ぶこと自体はなくならないと思います。
ヒトにしかできない価値がありますので、AIを使いこなす側の働き方に意識を変えていけば、自ずと答えが見つかるのではないでしょうか。

タクシー運転手を経験していない人が、タクシーを管理することはできないと思いますし、接客の細かな気配りにも配慮できないでしょう。
つまり、現場の経験はとても重要だと思います。その経験があるからこそ新たな知恵が生まれるのだと思うのです。

たとえば、どこのエリアでどの時間帯がタクシー乗降者が多いとか、あのお客は常に何曜日の何時にタクシー配車の依頼があるとか、そうした履歴からのパターン認識できるものを抽出するのはAIが得意な仕事だと思います。
しかし、いつも配車依頼される顧客のお孫さんがたまに乗車されるので、そのお孫さんが好みそうなお菓子をいくつか置いておこうとか、そういったヒトの気持ちに寄り添った接客などは、AIはとても苦手です。
そのため、AIが得意なことはAIにまかせ、ヒトがやるべきことは、AIをコントロールしつつヒトがやれば、より成果につながるのではと思います。

だからぼくは、職種よりも「働き方」のマインドが大事ではないか、と思うのです。

ひとつのスキルに限定してよいのか?

そういえば、働き方について考えていたら昔のエピソードを思いだしました。
ぼくがまだある会社の従業員として働いていた26歳か27歳のころに、金融系の案件で出向をしていた時期がありました。
そこではIBM社の方々と一緒に業務をしていて、とてもよい人間関係で仕事をさせていただいてました。そして、ちょうどぼくが転職を考えていた時期でもありました。
その転職のことをIBM社の方に相談したら、HP(ヒューレット・パッカード)社に知り合いがいるので紹介してくれるという話につながり、さっそくHP社の方との面談の機会を設定してくれました(IBM社とHP社はそれぞれ当時のIT業界の雄であるため、憧れの会社でありました)。

そこで一番記憶に残っている質問内容があります。
それは、
「きみはエンジニアとして技術のスキルを磨く方面にいきたいのか、それともクライアントとも折衝するしコミュニケーション要素が大事なディレクター方面へ進みたいのか、どっちがいいの?」
と聞かれたことです。

これはいまでもよく聞くことです。両方を極めることはできないから、スキルアップの方向性としてどちらかを選びなさいと。

どうしてもこの選択に違和感があり、ぼくは決めることができませんでした。つまり、ぼくは両方やってみたかったのです。

技術方面を選択すればエンジニアとして単純にワクワクして楽しそうな仕事ができそうだし、また、ディレクター方面を選択すれば仕事人としては重要なスキルアップにつながり、昇進しやすい職種になるのかなと考えて、どっちもやりたいじゃないと。

なので、どちらかを選ばなければいけないということに、どうしても違和感を拭えなかったのと、どちらかを決めるということができなかったため、大変失礼ながらも、そのときの転職のおはなしは丁重にお断りしてしまいました。

でも、いつかはどちらかの方向へ選択しなければならないだろうか、というモヤモヤとした思いだけが残ったままだったのを覚えています。

ひとつのスキルだけではなく複数のスキルを求めよう

あのころはまだ考え方がいたらなくてモヤモヤしていましたが、いま考えるとひとつのスキルアップの方向性だけを考えるのは、とてもナンセンスだと思っています。

いろいろなスキルを育んでいったほうが個人のスキルアップとしても価値がでてくるし、
(チームや)会社としてもいろいろな観点からの意見がでやすいので、メリットしかないのではないかと。

もちろん個人個人の向き不向きがあるので、これはセンスがありそうだなと思うところはなるべくやらせてあげて、スキルアップへの選択肢を増やしてあげたほうが、個人のためにもなるし、会社としてもメリットしかありません。
強いていうならスキルアップに時間がかかるというだけです。ただこれは必要なコストだろうと考えます。

ここにようやくフルスタックエンジニアという働き方がでてきました。エンジニアのなかでもいろいろと職種があります。
(ここでいうフルスタックエンジニアとは複数以上の得意分野をもったスキルがあるエンジニアとします。)

たとえば、

・プログラマー
設計書通りにコーディングする人
・システムエンジニア
プログラミングもできるしシステム設計もできる人
・インフラエンジニア
サーバー構築・設定やミドルウェア構築・設定ができる人
・ネットワークエンジニア
ルーターやL2スイッチなどの設計・構築ができる人
・Webディレクター
Web制作を統括して管理する人

などなど、あります(そのほかありますが割愛します)。

それぞれの職種の説明ですが、世間が思っている一般的なイメージはこんな感じではないでしょうか。

インフラエンジニアやネットワークエンジニアがプログラミングできるわけではないし、逆にシステムエンジニアがサーバーやルーターの構築・設定をできるかというとそんなことはない、というのが業界の常識と思います。むしろ自分の領域以外は知らないし、みたいな感じです。

いまのぼくはその考えかたに否定的で、いろいろな知識やスキルを習得したいなら、とても応援したいし、なんなら背中を押したいのです。
自分に向いている分野はどういうものがあるのか、チャレンジしてみないとわかりません。なので、やる気がある人にはどんどんチャレンジをしてもらいたいのです。

いろいろな知識があれば、ものごとを俯瞰的に捉えやすくなるし、その分野でまわりから認められれば、近くにいる人から相談される機会も増えていくと思います。結果、責任感も強くなっていくだろうし、そのぶん仕事が楽しくなる。
いいことずくめなので、どんどんチャレンジするべきだし、自分の可能性を狭める必要なんかまったくないと思うのです。

「ヒト」にしかできない働き方をしよう

ここで、あらためてAIに取って代わられないような「働き方」のマインドについて考えてみたいと思います。

AIが得意な仕事とはどんなことでしょうか。

・決められた通りのことをこなす
・単純作業の繰り返し
・パターン認識にかかわるもの(過去の判例確認やレントゲンからの初期診断確認は得意と思われる)
・文章の要約や校正作業
など。

そして、苦手なものはどんなことが考えられるでしょうか。

・普段はおこらない突発的な予想外のこと(パターン認識できないもの)。
・ヒトに感動を与えたり、読みこませるようなおもしろい文章を書くこと(感情を揺さぶらせること)。
・ヒトと会話をすること(文脈の前後を理解できる)。
・情報がゼロベースからなにかを生みだすこと(ゼロイチ発想)。
など。

こうやって並べてみると、前者はコンピューターらしいAIに向いた内容で、後者はゼロイチのことや感情にかかわるもの、つまり「ヒト」にしかできない、と言えそうです。

「働き方」のマインドもおなじで、「ヒト」にしかできないことを常に自分の頭で考えて行動すれば、AIに仕事を奪われることはないのではないでしょうか。

もちろん簡単なことではないと思うし、でもだからといってできないことではありません。答えがみつからない場合でも、すぐに諦めないで、ひたすら考え続けていれば、答えはきっとみつかると思います。

自分の頭で考えた、自分らしい働き方を追求すれば、「ヒト」にしかできない働き方ができるのかなと思うのです。

まとめ

ぼくらは人生の大部分の時間を仕事に使っています。
どうせ時間を使うなら、いやいやするような仕事で時間を使いたくありません。
ぼく自身は、答えがみつからず悩んでいたり、失敗してへこんでいたりするときもあるけど、いいことも悪いことも全部引っくるめて、毎日仕事が楽しいねって言えるような時間を過ごせるようにしていきたいなと思っています。

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この記事を書いた人・プロフィール
cs_oida
ニックネーム: cs_oida

株式会社カタリストシステムの代表です。
こよなくお酒を愛し、酒の神様「バッカス」様に日々感謝をしております。
そして、ゴルフとポーカーにはまり中です(どっちも下手……)。