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仕事ができるとはどういうことか考えてみた。120%という数字が鍵。

こんにちは。代表の大井田です。今回で3回目の記事になります。

はじめに

会社で仕事をしていると、

「彼は仕事ができるよね。」
「取引先のA社の○○さんは優秀だよね。」
「この件の担当は、どうしても○○くんでお願いしたい。」

みたいな話をよく聞きます。

では、「仕事ができる」とは、どういうことを言うのだろうか考えてみました。

120%という数字が鍵

僕が120%という数字を意識したのは、高杉良著の『青年社長』という本を読んだ時のことです。内容はワタミ株式会社の創業者である渡邉美樹氏を追ったノンフィクションです。

その中で、人をより早く成長させるためには、これくらいならできるだろうという100%の仕事を与えるのではなくて、「え、ちょ、こんなできないよ…?」とちょっとあたふたするほどの120%の仕事を与えるのが良いと書いてありました。

その真意は、「人間は慣れる動物なので、与えられた時点では必死に仕事をこなして一杯一杯の状態になってしまいますが、それをずっと継続していくと次第に慣れてきて、普通にそつなく仕事をこなせるようようになり、100%の状態に戻る」ということです。

つまり、20%分成長したと。

普通にこなせるようになったら、またそこから120%の仕事を与えます。
それを繰り返すことによって短期間で成長させることが可能であると書いてありました。
これは150%だと多すぎるし110%だと少なすぎるので、120%くらいがベストなのです。

「なるほど!」と僕はとても感銘を受けました。とても納得する理由です。
もちろんこれを実践するには、対象となる人をちゃんと見極める必要があります。
人には向き不向きがありますから誰でも良い訳ではありません。
そのため、このやり方に向いていると考えられるタイプは、やる気に満ちあふれていて「何でも頑張ります!」というくらいのエネルギーを持った人と僕は定義しました。

実はこれ、社内で実践したことがあります。誰とは言いませんが。
結果は、面白いくらいみるみるうちに成長していきましたね。
個人的にこの理論は実証済みということです。
誰、とは言いませんよ。内緒です。

仕事の結果にも付加価値をつけよう


この120%という数字を利用して、仕事ができるということはどういうことか?というのを「120%理論」という用語で表現しようと思いましたが、すでに「120%理論」という用語は使われていました…。

株式会社ワーク・ライフバランスの小室淑恵社長です。

全く同じことを考えていました…。記事自体は2006年8月と古いですが、
僕は同じことをもっと前から考えていましたよ
と負け惜しみのように言っておきます。。。

言いたいことを要約すると、
仕事ができる人は総じて結果を120%以上で返している」、
ということです。

例えば、クライアントから仕事を依頼されたとします。
要件定義内の結果を100%で応えたとします。これはあくまで100%なので想定通りの結果のため、当たり前の「普通」という認識でしかありません。
もし80%の結果なら、当然クレームが来るでしょうし、このクライアントとの次の取引につながる可能性は恐ろしく低くなるでしょう。

でもこれが120%以上の付加価値をつけた結果を返して、さらにその結果がクライアントの思いもよらない嬉しい機能だったり成果物だったりした場合はとても喜ばれるでしょう。そして、次の取引にもつながる可能性が高いでしょう。

上司と部下の関係でも同じです。部下に仕事を与えてそれが120%以上の結果で返ってきたら、「こいつ仕事できるな」と思わせることができます。

ここで注意ですが120%の結果でも「クライアントや上司が喜ばなかったら」意味がありません。
逆にありがた迷惑となりますので、結果の内容及び質を見極めることが必要です。

しかし、なぜ120%以上なのでしょうか。105%や110%ではダメなのでしょうか?
これは、120%という数字が、受け手が感じる「意外性」に脳が反応する境界線なのではないか、と僕は考えています。

どういうことかと言うと、通常は100%の応答で普通だよね、と脳は認識します。
これが10%増しくらいだと若干少ないので、脳は認識しづらくなるのではないでしょうか。つまり、ぼやけてしまうのです。

その境界線が20%のため、120%以上の付加価値を返す必要があるのではないでしょうか。

この120%という付加価値は、相手が価値があると感じて喜べば何でも良いのです。

例えば、
・納期を早めて喜ばれる(品質はもちろん担保されていることは必須)
・要件にない便利な機能をつけて喜ばれる
・より良い提案をして喜ばれる
など、いろいろなパターンがあります。

再度注意点ですが、相手が喜ばれなかったらありがた迷惑として逆のリスクが伴いますので、しっかり考えた上で、相手が喜ぶ120%以上の付加価値をつけて返すことが重要です。

人に認めてもらうためには

人は基本的に誰かに認めてもらいたい欲求があります。自己承認欲求です。

「この人は仕事ができる」と認めてもらいたい欲求を満たすためには、前述した通り、常に成果を120%以上で返すように心がけましょう。

最初はなかなか上手くいかないかもしれません。自分なりの120%となってしまい、相手が喜んでくれないために相手からみたら120%の成果とならないことが多々あります。

どうすれば相手が喜んでくれるか、しっかり見定める必要がありますが、これがまた難しいのです。

この考え方は、良質なサービスやおもてなしがしっかりしているホテルや旅館でも同じことが言えると思います。

高級なホテルや旅館の接客やサービスはとても気配りが行き届いて、こちらはとても気持ちよい気分で過ごすことができます。
この「おもてなし」も120%以上の付加価値をつけた接客やサービスと言えるのではないでしょうか。つまり宿泊客の求める予想を超えて喜ばせた120%の付加価値ということです。

逆に評判の悪いホテルや安い宿泊施設では苛立たせられることがたまにあります。宿泊施設側ではお客様をもてなしているつもりが、客側(人によってですが)から見ると不快に感じることがたまにあります。

これは、ありがた迷惑な事態に陥っている良い例だと思います。
つまり他者視点でなく自分視点で考えてしまっているのです。

他者視点で日々どんなことでも実践していくことが大事

あなたは他者視点で行動できていますか?
会社の床にちょっとしたゴミが落ちていたら拾ってゴミ箱に捨てられますか?
このゴミを素通りしていく人間と、ちゃんと拾ってゴミ箱に捨てている人間を、他者視点で見たら、どちらに価値があるのか分かりますよね。

ほんのちょっとした行動で相手に伝わる情報が変わってきます。

自分ではできているように見えても、他者視点で見ることができていないことは沢山あります。
しかも、自分でできていない、ということを認識することが難しいのです。

自分も至らないことばかりで何度も反省を繰り返していますが、これをずっと意識し続けているおかげで、以前より少しは他者視点が理解できるようになりました。

他者視点を心がけることによって、相手が喜んでくれることを想像できる力も養われると思います。また、物事を俯瞰して理解できる能力にも直結するので、常に意識されることを勧めたいです。

120%以上の成果で相手を喜ばせることができたら達成感もあるし自分も嬉しくなります。
そして、結果、仕事も楽しくなります。

楽しい仕事をするように心がけましょう!

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この記事を書いた人・プロフィール
cs_oida
ニックネーム: cs_oida

株式会社カタリストシステムの代表です。
こよなくお酒を愛し、酒の神様「バッカス」様に日々感謝をしております。
そして、ゴルフとポーカーにはまり中です(どっちも下手……)。